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「オークションで評価される宝石」

- 宝石購入マニュアル -6. 美しさ

6. 美しさ

以上(1〜5)の条件を全て満たしていても美しくなければ、評価されません。美しさのレベルは、宝石種、産地、処理で各々異なります。そのレベルはビューティーグレードと明暗度(トーン)で決まります。また、サイズと形によって適切な明暗度も違ってきます。興味のある方は、諏訪恭一著「宝石1,2」(世界文化社刊)で解説されていますのでご一読下さい。

ブランドは人気度

ジュエリーを購入するときにブランドを気にする方は多いと思いますが、オークションではブランドは人気度で判断されます。オークションのリザーブプライス(最低落札価格)に極端なブランドのプレミアムがつくことはありません。その時に人気のあるブランドは価格が競りあがっていきますので市場にまかせます。また、同じブランドでもアイテムによって人気も異なります。ブランドは普遍的な価値ではありません。

|1.装身具の3分類|2.宝石種・3.サイズ|4.産地・5.処理|6.美しさ|7.まとめ|

細工も人気度

オークションでは幾ら細工が凝っていてもリザーブ価格では考慮しません。その細工が時代に合っていれば価格が競りあがっていきますのでブランドと同じ考え方です。反対に言えば、新たに作ると高額な工賃になるようなものはオークションではリーズナブルな価格で手に入る可能性があります。

レポート

メーカーから出荷されるジュエリーと異なり、一度プロの手を離れた宝石を還流市場で扱うには真贋の確認に新たな鑑別書やグレーディングレポートが必要です。稀少性の高い宝石は国際商品なので世界で通用するラボのレポートが不可欠です。現在、カラーストンには米国のGIA、AGLに加えスイスのGübelin, SSEFの産地と処理の分析書、ダイヤモンドにはGIAのDiamond Grading Reportが主に添付されて取引されています。 レポートでデータは分かりますが、美しさは判断できません。美しさは肉眼で判断することを忘れないで下さい。

次回はまとめ。